ロゼワインはワインの中でも幅広いオールマイティに楽しめるワインで人気ですが、赤ワインや白ワインとどのような違いがあるのかご存知ですか?さまざまな角度から比較した魅力あるロゼワインについて探ってみましょう。

ワインの色の違いを理解する近道は醸造工程を知ることから!

ワインを造る場合、ブドウを収穫した後は、茎を取り除く「除梗」(じょこう)と呼ばれる作業を行います。除梗作業からワインづくりが始まるのは、白ワイン、赤ワインともに同じです。

赤ワインの場合

赤ワインは除梗作業後に、発酵が始まります。
発酵とは、酵母により糖がエタノールと炭酸ガスに化学変化(発酵)するプロセスのことです。
除梗作業では茎を取り除いただけなので、発酵は果皮と種を一緒に漬けこんだまま行われます。
一緒に漬けこむので、果皮の色は液体に移ります。そして、醸し(かもし)と呼ばれる発酵から3~4日後の過程で、果皮から赤い色素のアントシアニン、種子から渋みの主成分のタンニンが出るため、赤ワインの大きな特徴の鮮やかな赤い色が生まれるのです。

白ワインの場合

白ワインでは、除梗後に果皮や種を取り除く圧搾(あっさく)という作業を行ってから発酵作業が行われます。
圧搾は、圧力でしぼることなので、ブドウに強い圧力を加えることによって果汁は絞り出されますが、果皮と種が一緒に漬けこまれない状態で発酵が行われるため、発酵の際に液体に果皮の色が移らないのです。
ここまでで、赤ワインと白ワインの違いを紹介しました。
次に、ロゼワインはなぜあのような淡いサーモンピンクや、チェリーピンクの色になるのかご紹介していきましょう。

ロゼの場合

ロゼの作り方は、黒ブドウの濃い果皮の色をどうやって淡い色にして液体にするかがポイントになります。赤ワインや白ワインよりも醸造は最も複雑です!
代表的な製法は3つです。
マセレーション法(情報によっては=セニエ法となっています)、直接圧搾法、混醸法と呼ばれる製法があり、これらの違いがロゼの色の違いや味の違いにつながります。
ワインを選ぶときに、製法の違いをお店の人に聞いてみながら、ワイン選びをしてみても面白いと思います。それほどこだわらない場合には、色が気に入ったワインを選んでも、このワインの瓶に詰められる前に、いろんな工程を経て造られたんだ!ということを知っておくとよりロゼに親しみが持てるかもしれません。